ブルームバーグによると、豪州の航空最大手、カンタス航空は経費削減を狙いに、最大400人分のIT(情報技術)関連業務をインド企業に外部委託する方針を決めた。
同社は12月までに管理職や事務職、整備工などの社員を1500人以上を削減する計画で、インド企業への外部委託は、この一環として実施する。
豪州でIT技術者が不足していることも理由の1つだ。
委託先は、印ソフト最大手のタタ・コンサルタンシー・サービシズかサティヤムコンピュータサービシズの2社を検討している。
カンタスの今年1〜6月期決算は、人員削減費用と原油価格の高騰による燃料費上昇を主因に前年同期比58%の減益となった。
業績の改善に向け、2008年半ばまでに30億豪ドルの経費を削減する方針だ。
航空業界では燃料費高騰によって利益が圧迫されていることに対応し、業務の外部委託や人員削減の動きが活発化している。
(フジサンケイビジネスアイ)
カンタス航空というのはオーストラリアの最大手の航空会社です。
日本へもJALとの提携で資材等の乗り入れ運行を行っています。
航空会社におけるIT技術というのはまさに生命線であり、これを部分的ではあれ、外部に受注するというのは、インドのIT企業の信頼性が十分にあるというようにも取れるでしょう。
IT分野というのは、企業内で非常に重要な部分であるにもかかわらず、実際に新たな分野などに進出する際のIT企画を行えるだけの能力を持った技術者を多数抱えるのはかなりのコストがかかります。ITは本業ではないため、経営資源を本業に集中させるためにもアウトソーシングが必要でしょう。
信頼性、コスト、総合的な判断でインドIT企業が選ばれたということは、日本のIT企業も重く受けざるを得ないでしょう。
いずれにしろ、タタやサティアムといったインドのIT大企業はこれからもどんどん世界に進出していくことになりそうです。
インド株投信の基準価格もかなり復活してきており、インドの底力をあらためて認識したところです。
2006年10月08日
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